花の植え替えが面倒になったら一年草はやめて宿根草を植えよう
いつもいつも、よくあれだけの花を飾るなぁと感心させられる家を見かけることがあります。自分が楽しむというより、人に見てもらうためといった感じだからなおさらです。私たちは仕事なので、もちろん一年草を多用しますが。 官公庁の植え替え花壇は季節ごとということで、だいたい年4回でしょうけど、夏場はベゴニアを冬場はパンジー類を植えておけば、年2回の植え替えでいつ見ても花が咲いている状態にはできます。しかしそこは一年草、植え替える時には一斉に植え替えしなければならず、たいへんな労力です。お金もかかります。花好きな知人のおばちゃんで、もうやってられんと、花はきっぱりやめられた人がいました。お気持ちはよくわかります。
しかし宿根草をメインに、気が向いたら補足的に一年草を足すという位にしておけば、華やかさは減るかもしれないけど、そんなに植え替えもしないで済みます。長く続けるためにもオススメしたいところです。そういえば以前の記事でも同様なことを書いていました。さらにカラーリーフを組み合わせる手もあります。これも以前の記事で書いていました。ご参照ください。
これは宿根草のことがかりやすく書かれたオススメしたい本です。家の光協会出版の山本規詔さん著「宿根草の選び方・使い方」です。写真が多いだけでなく、ポイントをおさえた解説がされています。ぜひ見てみてください。
「はじめに」より
宿根草の魅力は、とにかく種類が多く、いろいろな姿形のバリエーションが楽しめること。その数はとても一年草の比ではありません。当然、誰にでも簡単に栽培できるものから、ちょっと難しいマニアックな種類、さらには花色や葉色の違う園芸品種までたくさんの種類があります。特定の種類にこだわるなど、コレクション的な楽しみも可能です。でもいちばんの楽しみは、いろいろな種類の宿根草が互いにバランスよく調和して、生き生きと花を咲かせるのを眺めることでしょう。日あたりのよい花壇やコンテナなど、単純な環境で育てることを前提にした一年草とは異なり、宿根草は日なた、日陰、湿った土地や乾きがちな場所など、それぞれの環境に合うものを、数多くの中から選ぶことができます。さまざまな環境が混じり合った個人住宅の庭にぴったりの植物なのです。
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