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陶器鉢で、植木鉢と鉢カバーの違いとは

   

一見難しそうなタイトルですが、園芸初級者向けの話しです。意外と聞かれることが多いもので。

問題)下の3つの陶器鉢で、植木鉢はどれでしょう?

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わかりましたか?

 

 

いやいや、この写真ではわからないというのが正解です。

 

 

では、この位置からの写真だったらどうでしょう?

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右側の陶器鉢だけ穴が開いています。

 

 

正解は、いちばん右だけ植木鉢でした。

 

そう、そこに土を入れて植物を植える植木鉢は、水が抜けるよう、下に穴が開いてないといけません。ハイドロボールを使った水耕栽培などは例外でしょうが、今回はややこしい話しはおいときましよう。水が抜ける植木鉢なので、外に置くならそのままで問題ありませんが、室内に置くなら鉢の下に受け皿が必要です。 最後に補足有

左の2つは鉢カバーなので、そこに直接土を入れるのではなく、通常プラスチック鉢に植わった植物を入れます。素焼き鉢だと穴が開いてなくても水漏れの心配がありますが、このように塗られた鉢は水が漏れず、プラスチック鉢を隠す大きな受け皿のようなもので室内用に作られたものです。これを雨の当たる屋外で使うとどうなるか、考えたらわかりますね。

ひと昔前は、塗り鉢といえば穴の開いてない鉢カバータイプが多かったのですが、最近は穴の開いている植木鉢タイプの方が出回っている感じです。鉢カバーとして使う人より、植木鉢として使う人の方が多くなってきたのでしょうね。

でも貸鉢屋は、相変わらず鉢カバータイプが必要になることが多いため、苦肉の策として、穴の開いた植木鉢タイプの中に受け皿を入れて使ったりしています。またはわざわざ穴に栓をしたりして。

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室内で、陶器鉢の下の受け皿は、実用性より見た目のバランス的要素が高く、実際そこに水が溜まっているのが見えるといい印象はしません。それは水が溜まっていなくても、水が染み出た跡が残っているだけで同じようなものです。だから、中に受け皿を入れて汚れる部分を隠しているということです。さらには、隠れたところで実用的な受け皿を使うことで、水やり間隔が長くなる場合に底面給水的に使えるということもあります。

 

 

 

 

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