エアープランツにもたっぷりとお水をあげてくださいね
2015/06/09
エアープランツは、中南米を中心に自生するブロメリア科の植物で、他の樹木などに着生して葉や根から水分を吸収しながら育ちます。正式にはティランジアと言い、同じ仲間には観葉植物のアナナスがあります。
<我が家のエアープランツたち>
数年に一度話題となっては忘れ去られていく植物でもあります。きちんとした管理方法が知られないまま、気づいたら枯れていて、そうして忘れられていくのかなって思っています。園芸店や雑貨屋さん、100均でも(?)売られていますが、ほとんどの店員さんは実際に育てたわけでなく、何となく聞いた話をそのまま伝えているのではないでしょうか。「基本放ったらかしで、たまに霧吹きしたらいいだけですよー」って。
<週一で約1時間流しを占拠>
鉢植えの話題のときに、室内では受け皿が必須と書いたことがありましたが、エアープランツに当てはめますと、室内でそんなに霧吹きできますか?ってところです。マメに霧吹きができたらもちろんそれもいいですが、ソーキングといって水に浸けるのが確実でオススメです。週に1回程。注意点としたら、12時間以上浸けないこと、気温5度以下の冬場は避けること。そして温度といえば、エアープランツの適温はおおよそ7~30度位です。その温度の範囲のときは直射日光の当たらない屋外に出して雨風にあてるのもいいようです。エアープランツは明るい場所、通風、多湿を好みますから。
屋内用の鉢花、チランドシア(左)として流通しているのはティランジア、要するにエアープランツの一種ということ。このように鉢植えに適した品種もあります。グズマニア(右)はティランジアではありませんが、同じブロメリア(パイナップル科)の植物です。
関連記事
-
-
中古観葉植物と貸植木屋の業務 -枯れる原因編-
日々観葉植物のメンテナンスでお手入れや交換作業をしていると、遠目から見ただけで傷 …
-
-
私たちが業務用として扱う室内用寄せ植えと、趣味で楽しむ寄せ植えの違いとは
私たちは、主に企業様向けに室内用観葉植物を設置し管理しています。グリーンではなく …
-
-
植物の水遣りで、屋内と屋外の大きな違いとは ~寄せ植えを例に~
屋内と屋外との違いは色々ありますが、植物を育てるのに根本的な違いとなるのは水遣り …
-
-
汚れたプランターはペンキを塗って再生できます!
丈夫に作られたプランターや鉢カバーなど、汚れが取れなくなったらペンキを塗って再生 …
-
-
アジサイと梅雨時の植物管理
この季節、毎日ジメジメ、晴れていても天気は急展開、突然雨が降っていることもよくあ …
-
-
ちょっとの差が大きな差となる、接待・接遇・おもてなし
東京五輪の招致活動で「おもてなし」という言葉が脚光を浴びました。海外から来られ …
-
-
月々払うのが嫌なあなたへ (笑)
月々ちょっとずつ取られるのって何か嫌ですよね。私も知らず知らずなんとかプライムっ …
-
-
「餅は餅屋」面倒なことはプロに任せるのが一番!
器用に何でも自分でやってしまわれる人は尊敬します。私がそうだったとは言いませんが …
-
-
そろそろ寒さに弱い植物の冬対策をしていかなければなりませんね
ここ最近は暖かかったですが、今週末から急に寒くなるようです。寒さに弱い植物は、順 …
-
-
草刈りとちょっと剪定、祝い花配達、観葉植物の撤去処分
定期的な観葉植物メンテナンスの仕事は予めわかっていることなので、なるべく月初から …



