「エリア価値の向上を重視する不動産活用」というセミナーに行ってきた
講師は丸順不動産株式会社の社長、小山隆輝さん。徹底してまちの価値を高めることにこだわって仕事に取り組んでおられます。街の価値を高めるといっても「開発」ではなく、主に阿倍野区昭和町付近の長屋再生を中心とした「修景」事業をされています。そして店をやりたい若い人を呼び込む。「上質な下町」というコンセプトに基づいているのだそうです。このように、街のコンセプトを決め、仲間作りをし、街をデザインする、そして人を選ぶ(資金力のない人を応援する)。現在「Buy Local」という掛け声のもと、30近いお店が団結し、活気ある街の担い手となって活動を広めていっておられます。
これから人口は確実に減っていきます。何もしなかったら街の活気は失われる一方です。他の街でも、地域の特性を生かしたこのような活動をしていくことでエリア価値は向上し、住みよい街になっていく。結果、個別の不動産の価値も上がるのではということです。建設会社の新宅工務店さんが主催のセミナーでしたので、「建替えではなく、既存の建物を生かすことを勧めるこんな話をしていいのかな」と、ちょっと困惑されながらのお話しでした。
新聞や本で読む知識とは違って、たまにこうして実際に活動されている人の生の声を聞くということは、しっかりと自分の中に焼き付きいいものだと思いました。
関連記事
-
-
ポイントカードから顔認識決済まで~言い訳をするかしないか~
最近はコンビニや飲食店でもレジで「〇〇カードお持ちでないですか?」と聞かれます。 …
-
-
安威川ダム工事事務所に行ってきた
安威川は、大阪府の北摂地域に位置し、その源を京都府亀岡市の竜ケ尾山に発し、高槻市 …
-
-
駐車場のラインやデザイン的なアクセントにタマリュウを使った結果
駐車場のライン代わりに、また単にモルタルの間のデザイン的なアクセントとして、タマ …
-
-
レッド吉田さん、お気持ちわかりますわ~
坂上忍家を買うシリーズで案内役を務められていたレッド吉田さん。大家芸人を目指して …
-
-
売れたらそれでいいのか
前回の記事、ウンベラータやオーガスタの話しでなく、もっと以前にボールペンを買った …
-
-
10万円のババ抜きマンションと10億円のタワーマンションで思うこと
バブルの頃、特にスキー客用に開発されたリゾートマンションで価格が暴落しています。 …
-
-
わち山野草の森と、道の駅「和・なごみ・」
京都府京丹波町にあります、わち山野草の森。広い園内には様々な山野草が植えられてい …
-
-
軽トラのアレが地下道の壁に激突して、さてどうしよう
軽トラが車検で、車屋の人が取りに来られました。すぐに電話がかかってきて、「地下道 …
-
-
アグロフォレストリーに一票!
アグロフォレストリーとは、アグリカルチャー(農業)とフォレストリー(林業)を合わ …
-
-
ユキヤナギ~桜
三寒四温とともに、そろそろ暖かくなってきました。桃の節句を過ぎますといよいよ啓蟄 …
- PREV
- 京都城南宮の庭
- NEXT
- マンション前の植栽に少し手を加えることは、費用対効果の大きい空室対策となる

