ガラス温室vs.ビニールハウス
英語でGreenhouse は温室と訳されて定着しました。温室と呼ばれることもあり、夏はとんでもなく暑いと思われてる方も多いのではないでしょうか。しかし天窓があり、暖気を逃がす装置が付いているガラス温室はエアコンは付いていなくても意外と涼しい、と言ったら言い過ぎかもしれませんが、見た目ほどは暑くないものです。
観葉植物用の温室は冬の寒さ対策がいちばんの目的ですが、夏の強光と暑さ対策も必要です。それらは風の循環と遮光ネットによって効果を発揮してくれます。また植物そのものが作り出す陰や光合成や呼吸によって気化熱を奪うということも多少はあるでしょうね。弊社の場合はたまたまですが、東半分が桜の大木に覆われていて、夏は程よい遮光をしてくれています。落葉樹は光の欲しい冬場には光を通してくれ、観葉植物の温室周りに植わっていたらとても重宝します。西日の強い西側に植わっていたら最高だったのですが。
一方、側面にしか開ける部分のない構造のビニールハウスは夏はとんでもなく暑くなりますね。(天窓まで付いたビニールハウスだと多少はましなんでしょうけど)以前やってたことがありますが、ビニールハウスには懲りました。暑い寒いだけではなく、強風で破れたり、そうでなくても光による劣化で数年に一回はビニールを張り替えなければならなかったり。毎年台風が通り過ぎるたびにビニールハウスの被害が報告されますね。雪国では雪の重みによる被害も出ますしね。
個人で観葉植物のためにという方は皆無かもしれませんが、洋ランや多肉を趣味にされている方で、もしガラス温室にするかビニールハウスにするか迷っておられたら、最初に数倍の費用がかかってもガラス温室にすることをお奨めします。ただ、きちんと遮光等の対策をしないとガラス温室でも夏は地獄となりますのでご注意を。あと、天井までの高さがないと暑いものです。できるかぎり、高さは確保しておきたいものです。さらに冬のことまで言っておきますと、ガラス一枚が寒い外気を遮断しているだけの構造な訳で、暖房装置がないと夜間は普通に断熱材の入っている家より寒くなりますので。
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