室内の観葉植物をすぐに枯らしてしまう人に伝えたい長持ちのコツ<設置場所編>
観葉植物を設置するにあたって、いちばん最初に考えなければならないことは、設置場所の冬の寒さです。観葉植物はほぼ熱帯系の樹木ですから、この木は最低何度まで耐えるか、という点が問題となります。樹種によって、0度位まで大丈夫な観音竹や青ドラもあれば、15度は必要なアローカシアもあります。平均的には10度位のものが多いですね。設置場所は冬の寒さを第一に考えるべきです。
観葉植物はどの部屋に設置するのがいいのか
一般家庭に当てはめますと、玄関や洗面などより冬に寒くなりにくいリビングがいいといったところでしょうか。明るいか暗いかといったもう一つのポイントである光量からみてもリビングがベストです。出窓があればそこがいいような気もしますが、時期によって、昼夜によって温度変化の大きい場所ですので要注意です。
また、暑いのはいくらでも構わない、明るいのはいくらでも構わないという訳ではなく、夏の暑過ぎや、直射日光は厳禁です。たまには外に出してあげないとかわいそうと、寒い日、暑い日に外に出すこと、急に直射日光に当てるのもNGです。意外にも熱帯は日本の夏ほど暑くなりませんし、そもそも季節がなく温度変化の少ない所です。寒過ぎだけではなく、暑過ぎも、単なる温度変化も苦手なのです。しかも鉢植えにされている植物は、高木によって直射日光が遮断された地面近くの植物が多いものです。よくカーテン越の光がいいと言われる所以です。
室内に設置するのはなぜ熱帯系の観葉植物なのか
ではなぜ、室内に設置するのは、その辺に生えている「和木」ではなくて熱帯系の「観葉植物」なのでしょうか?それは、変わった色や形の葉が多いということもあるでしょうし、人が快適に過ごせるよう冷暖房を付けて温度調整する環境が、温度変化の少ない熱帯に似ているということもあるのでしょう。
次のポイント、「水やり」についてはまたの機会で紹介させていただきますね。
著者の会社アルファ・ウィンでは、観葉植物のレンタルを行っています。レンタルでは定期的に植物を取替えしますので、時期や環境に合った植物を設置させていただくことができます。冬、寒くなるような場所には耐寒性のある植物を、夏、光の強い場所には強光にも耐える植物を、暗い部屋には暗さにも耐える植物をといった具合です。配達エリアは大阪とその周辺に限られておりますが、よかったらホームページもご参照していただければ幸いです。
関連記事
-
-
軽トラのアレが地下道の壁に激突して、さてどうしよう
軽トラが車検で、車屋の人が取りに来られました。すぐに電話がかかってきて、「地下道 …
-
-
不要になった鉢物植物引取ります。(有料/無料)
<2017.10.16更新> 最近問い合わせといえば処分話しばかりで …
-
-
ウンベラータやオーガスタをオススメしない訳とは
最近、観葉植物引き取りの依頼がとても多いです。胡蝶蘭はさておき、その中に決まって …
-
-
草刈りとちょっと剪定、祝い花配達、観葉植物の撤去処分
定期的な観葉植物メンテナンスの仕事は予めわかっていることなので、なるべく月初から …
-
-
春のお勧め花苗 観葉植物
こんにちわアルファウィン 田中です 桜も満開🌸(*^^*) 朝晩 …
-
-
室内でゴムノキを切る時にはティッシュの用意を
ゴムノキなどクワ科の植物は、切ったら白い汁がでてきます。イチジク、ベンジャミン、 …
-
-
桜~新緑
新年度がスタートしました。生活が変わった方以前通りの方それぞれだと思います。桜の …
-
-
切ってもダメ、大きくしてもダメ なポトスの話し
ツル性の観葉植物は、支柱などにくくることで形を維持しています。びよ~んってツルが …
-
-
今年も剪定・除草のシーズンがやってきた
草が伸び、植木が生長してうっとおしくなってくると、剪定・除草の依頼が増えてきます …
-
-
観葉植物を屋外で直射日光に当てましょうというのは〇〇の時だけです
私たちのような貸鉢屋は、室内で使うまたは使った植物達を扱っていますので、急に明る …
- PREV
- 新築、移転、結婚等お祝いで贈る観葉植物でオススメできるものとは
- NEXT
- 桜と水辺で思ったこと