茅葺き古民家にチャレンジ !?
都会のマンション、リゾートマンション、都会の一戸建て、田舎の一戸建て、一棟物収益物件と色々買ってきました。が、興味はあっても手を出してこなかったのが、タワーマンションと古民家。タワーマンションは今のところ手を出すつもりはありませんが、これぞという古民家が現れました。なんと茅葺き屋根。見た瞬間、度肝を抜かれてしまいました。
中は改装されていてすぐ住める状態にはなっていました。茅も部分補修をされたようです。しかし維持管理には何かとお金がかかりそうです。家で火を使う昔の生活スタイルだと、茅が燻されて50年位は持ったそうですが、火を使わなくなった今の生活スタイルだと20年位しか持たないのではという人もおられます。茅だけをみても20年に1回、葺き替えに300万だか500万かかることになります。皆、茅葺屋根にトタンを被せるわけです。そのトタンも10~15年に1回位は塗装をしなければならないのですが、茅の葺き替えと比べたら断然安いですし。さらに今ではガルバニウム鋼板の普及で塗装も不要かも、ですし。
8年前まで、うちの家にもトタンを被せた茅葺きがありました。祖父が亡くなってからはほぼ使ってない状態でした。大改装して、普通に住めるようにしようと試みましたがその金額に愕然。屋根もやり直し、基礎もやり直し、間取りもやり直しと、骨組みだけ残してすべてやり直しとなると、完全に建替えるのと金額的には変わらなかったのです。150年(?)の歴史のあるこの家を潰してしまっていいのかと、相当悩みました。しかし祖父と父の代で一部取り壊しをしていて、すでに原型は留めていませんでした。言い訳のようですが、原型を留めていたら、自分も壊さなかったです。当時まだ元気だった母親の後押しもありました。
しかし茅葺への想いはずっと残っていました。今度こそは採算度外視で守っていきたいと思っています。これを機にもっと茅葺の良さも悪さも知り、同じ思いの人と友好を広めていきたいとも思っています。本当に買えたらの話しですが。
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