「淀川、阪急、衛星都市」地理教師の息子として、茨木市の話しでも②
1978年4月、淀川右岸の低湿地帯のほぼ中央、茨木市島地区に大阪北部中央卸売市場が完成した。(中略)この市場の供給対象地域は、豊中、池田、吹田、茨木、高槻など北摂地区のほか北河内各市、東大阪、および大阪市の隣接区も含む地域で、その人口は京都府の人口とほぼ同じ260万人にのぼる。大阪府には既設の中央卸売市場が市内と東部の2ヶ所にあったが、消費人口の増加がとくに著しい淀川以北の豊野、三島地区にその必要性が叫ばれていた。わが国の高度成長のさなか、答申を受けた大阪府は、万国博の開かれていた70年に用地の買収を終え、経済事情の大きく変わった74年8月に起工、財政事情の悪化など悪条件の重なる時期にさしかかり、まさに万難を排しての事業であった。
中学で社会、特に地理の教師をしていた今は亡き父の本より抜粋してみました。前回、見どころがないと書いた茨木市南部の大部分を占める中央卸売市場のことが書かれていましたので。
他にも、「梅田阪急村」、「宝塚線沿線の都市化の推移」、「千里ニュータウンの都市構造」、「淀川の治水・洪水と水防対策」などの記述があります。そういえば小さい頃、よく淀川へ連れて行かれました。私の水好きの原点はそんなところにあったのかもしれません。何気なく写っているのは幼少期の私です。
この本が出版されたのが1984年、今から30年ちょっと前、当時でも都市化によって田畑は急速になくなっていく状況だったのが、人口が減少し始めた(大阪府でも!)現在でもその方向性は変わっていません。市と市の間の田畑はなくなって、ひとかたまりの宅地となり、各市で区切る意味がなくなってきているのではと思います。ひとつの大きな町でいいのではと。例えば千里中央に市役所を置く人口175万の北摂市。すみません、妄想でした。しかし現実的なところでは、先月にありました都構想住民投票の結果を残念に思っている1人ということです。
茨木市の話に戻しましょう。サッポロビール跡地に立命館大学が来て、周辺では若い人を見かける機会が増えました。これから学生をターゲットにした店もどんどんできてくるでしょう。若い人が多いと活気があっていいものです。そしてこれも立命館効果か、さらにはエキスポ跡地にできるアウトレット等も見越してということでしょうか。JR茨木駅に新快速が停車するようになりそうです。
さらにもう一つ、JRといえばフジテック跡地にJR総持寺駅が新しくできます。
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