鉢植え植物の植え替えの方法とコツ! ひとまわり大きな鉢にする必要はあるのかどうか?
2016/08/29
鉢植えの植物で、鉢が根でいっぱいになってくると、根詰まりを起こし生育が悪くなってきます。よく「ひとまわり大きな鉢に植替えましょう」と言われますが、植物自体を大きくしたいのでなければ、大きな鉢に変える必要はなく、根を整理したうえで元の鉢に戻してあげる方法もあります。
小学館 ガーデニングコツのコツより
根は根鉢の1/3位をくずし、切り詰めます。このとき、根を落とした分だけ地上部の枝葉も落としておくのがいいですね。そしてひとまわり小さくなった根鉢を元の鉢に戻し、鉢の下と鉢周りに新しい土を加えてあげるのです。根が新たに生長することができる状態、イコール地上部の植物も今後よくなっていく状態となります。目に見えない部分ですが、これで仕込みを終えたってところですね。
こんな状態になってしまったカンノンチクは、根を整理して元の鉢に戻す、などというレベルではありません。ひとまわり大きな鉢に変えるか、またはノコギリで株を2つ、3つに分断してしまうしかないです。そうすると、鉢の数は増えますが、元の鉢よりも小さくもできてしまいます。でもカンノンチクは生長が遅いので、根詰まり状態だなぁって思ってから5年位は耐えてくれるありがたい植物です。
一方、根の生長の早いフェニックスロベレニーやアレカヤシは、すぐに根詰まり状態となり生育が悪くなります。理想を言えば毎年植替えしなければなりません。鉢植えで生長の早い植物は、植替えも楽しみながら木を大きく育てたい人以外にとったら、とても面倒な植物ともいえるのです。
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